【解説】CSR活動って、何ですか?

本記事では、企業が取り組んでいる「CSR活動」について、言葉の意味や具体例をきちんと紹介していきたいと思います!

目次は以下の通りです。

1、CSR活動とは?

CSR活動という言葉は、近頃耳にすることも多くなってきました。

まずは言葉の定義と、その目的について解説していきます。

①言葉の定義

さっそく、言葉の定義を確認していきましょう。

まず初めに、CSRとはcorporate social responsibilityの略であり、日本語訳すると「企業の社会的責任」となります。

簡単にまとめると、企業は収益の向上だけではなく、環境問題への配慮や地域社会への貢献、あるいはコンプライアンスの遵守という部分にも力を入れていく必要があるということです。

企業として収益を維持向上していくためには、企業を取り巻く関係者(ステークホルダー)と良い関係性を築いていくことが必要不可欠です。

CSR活動は企業の信頼を得るという役割をになっています。

②CSR活動をする目的

CSR活動というと、みなさんが思い浮かべるのは山の一角に気を植えたり(環境保護)、地域の交通安全イベントを開催したり(文化支援)といったところでしょうか?

実はそういった対外的なことだけではなく、社内に向けた取り組みも存在します。

具体的に、企業がCSR活動を行う目的を簡単にまとめると、以下のようなものがあるでしょう。

  • 企業ブランディングの一貫として
  • 投資家や顧客への信頼の獲得
  • コンプライアンス強化
  • 従業員の満足度向上
  • 採用の強化
  • 長期的な売り上げ向上

各企業が、その目的に合わせて様々な活動を行っているのが現状です。

企業は具体的にはどのようなことをしているの?

さて、CSR活動を企業が行う意義を理解した上で、実際にどのようなことが行われているかを、環境保全といった観点から、いくつか紹介していきたいと思います。

・植樹や伐採

緑化活動は、みなさんがよくテレビCM等で目にする保全活動のひとつではないでしょうか?

生態系保全のために、社員の方はもちろんのこと、その家族の方々も含めて”森作り”に参加するような企業もあるようです。

また最近では、人手不足や過疎化が原因で、放置された森林が増えています。

これに対し、企業として管理的な森林伐採に取り組むケースも最近は増えてきています。

・自社オフィスや工場での環境負担の低減

こちらは少々抽象的ではありますが、そもそも自社のオフィスや工場の設備を見直して、CO2の排出削減や、水の使用量の低減に努めている企業は多くあります。

例えば、オフィスの電気をLEDに変えるだとか、グリーンカーテンを設置するだとか、あるいは工場の仕組みを自社の高度な技術で設計し、環境へのダメージを削減するといった例があります。

・農業支援や特別授業

これは農業系の企業にみられるCSR活動の実例です。

地域の学校と連携し、植物の栽培や農業体験などが、企業主催のもと行われています。

まとめ

CSR活動とは、企業が自社のイメージを向上させたり、利害関係者への信頼を向上させたりといった効果があることがわかりました。

CSR活動は一見、収益とは直接関係なく、「慈善活動」をしているだけというイメージが強い言葉ですが、長期的に事業を行っていく上では非常に重要な活動です。

また、企業として行う活動には、世の中の環境問題を解決していく可能性が大いにあるでしょう。

今後さらに「誰から物を買うか?」・「誰と仕事をするか?」という考え方が主流となっていく中でCSR活動の重要性は高まっていくことでしょう。

それに伴う環境の変化というものも、常に追っていきたいものですね。

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