【9選】SDGs関連資格を紹介/SDGs検定・環境再生医・CSR検定など

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企業がESG経営の柱としてSDGsの取り組みをすすめる一方で、ビジネスマンとして「SDGsについて正しい知識は身についているのか」と不安に思ってしまうことはありませんか?

体系的に学ぶためにSDGsの資格を取りたいと思う人もいるのではないでしょうか。本記事ではSDGsの資格について紹介し、資格を取ることのメリットについて解説いたします。是非、ビジネスに役立ててください。

SDGsとは?

SDGsとは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すために世界全体で取り組むべき課題を示した開発目標のことです。詳しい説明は以下の記事をご覧ください!

SDGsの拡がりを受け、関連する書籍も多く出ていますが、より学びたいニーズを受けSDGs検定や認定制度など民間の資格制度が国内にいくつか存在しています。行政、企業などの組織ではSDGsについてより正しい認識で実践できるような人材が求められており、とくに企業では、SDGsの取り組みがESG経営のポイントとして評価されています。

ここでは、SDGsについて学びたいビジネスパーソン向けに、SDGsに関連する資格と、資格を得ることのメリットについてまとめています。目的やスキルによって選択できると思いますので、是非参考にしてください!

SDGs関連の資格にはどのようなものがあるか?

SDGsに関する資格は、民間の検定や認定制度があります。

  1. SDGs検定
  2. SDGsビジネス検定
  3. SDGsビジネス検定上級
  4. CSR検定
  5. エコ検定(環境社会検定試験)
  6. 3R・気候変動検定
  7. 環境省認定の環境再生医
  8. サステナビリティ(CSR)プラクティショナー
  9. GRI認定サステナビリティ・プロフェッショナル – GRI Certified Sustainability Professional

具体的には上記のようなものであり、本記事では上記9種を詳しく解説していきます!

①SDGs検定

国家資格保有者の団体である一般社団法人SDGs推進士業協会が主催している検定試験です。これまでに5回開催されています。検定の目的として、HPには次のように記載されています。

SDGs の基本的な理解、世界で起こっている課題やその取り組みに関する幅広い知識の習得を目指す検定です。SDGs が必要とされてきた背景、なぜSDGs を達成しないといけないのか、そして誰がどのようにSDGs に取り組んでいくのかを、このSDGs 検定の受検を契機に、考えていきましょう。

・試験概要

開催日時2023年は、2023年9月17日に開催
試験会場WEB上
試験時間90分
問題マーク式
合格満点の70%
試験範囲SDGsについての知識と、それを理解した上で応用力を問います。
受験料5500円

合格率は第3回で43%となっており、難易度が高め。試験自体は70%以上とれれば合格なのですが、過去問も出ていないため、対策が練りづらい、というのがあるかもしれません。

協会の参考文献以外にも出題される応用問題があり、幅広く学んだ上で受験するとよいでしょう。
*申し込みページ:https://SDGs-samurai.or.jp/kentei.html

検定に合格すると検定合格書が交付されます。同時に認定のロゴマークの使用が許可されます。

※なお、2023年9月を最後に、現在は検定自体が終了となっています

画像出所:https://sdgs-samurai.or.jp/kentei.html

②SDGsビジネス検定

SDGsビジネス検定は、検定試験般社団法人SDGs活動支援センターが監修をする検定であり、ビジネスマンに求められるSDGsを体系的に学習できる検定です。

・試験概要

期間6ヶ月
(受講時間:27分30秒 / 受講期間の6ヶ月以内は何度でも閲覧可能)
試験開催日時何度でも受験可能
試験会場Web上での受講
受験料(税込)¥3,300 
対象者中小企業経営者、税理士などの士業、一般社会人、大学生他

*SDGsビジネス検定申し込みページ:https://www.n-academy.jp/LP/sdgs/

③SDGsビジネス検定上級

SDGsビジネス検定の上級資格です。循環型経経済とウェルビーング経済を学び、ビジネスや日々の生活に落とし込むことをゴールとしている検定試験です。

・試験概要

期間6ヶ月
(受講時間:139分36秒 / 2か月の受講期間中、2回まで講師に質問可能))
試験開催日時何度でも受験可能
試験会場Web上での受講
受験料(税込)¥19,800
対象者SDGsの基礎知識がある方、中小企業経営者、税理士などの士業、一般社会人、大学生他

*SDGsビジネス検定上級申し込みページ:https://www.n-academy.jp/SHOP/order_SDGs_ad.html

④CSR検定

株式会社オルタナが主催のサステナビリティ経営とSDGsについての検定試験です。1級から4級まであり、SDGsやCSRの知識を段階的に身に付け、エキスパートを目指すことができます。

・試験概要

4級3級2級1級
開催日時毎月1日~14日2021年1月21日(年に2回)2021年1月21日(年に1回)2021年1月21日(年に1回)
試験会場オンラインオンラインオンラインオンライン
(2次試験は面接)
試験時間30分70分100分100分
問題形式マーク式マーク式マーク・記述式小論文・面接
合格条件80%80%80%80%
試験範囲公式テキスト公式テキスト(2021年改訂版)及びCSR検定アップデート公式テキスト(2021年改訂版)及びCSR検定アップデートすべてのCSR検定テキスト、CSR検定アップデート、これまでのサステナビリティ領域におけるファクトから。
受験料(一般)¥1650¥5500¥8800¥13200
認定資格4級合格証CSRリーダーCSRエキスパートCSRストラテジスト

*CSR検定申し込みページ:https://csr-kentei.alterna.co.jp/

⑤エコ検定(環境社会検定試験)

東京商工会議所が主催する検定です。複雑・多様化する環境問題を幅広く体系的に身に付け、ビジネスと環境を結び付け学ぶことができる検定です。14年前からあるもので、29万人ほどが検定に合格しています。

・試験概要

開催日時2021年7月14日(水)~8月6日(金)、11月15日(月)~12月13日(月)
試験会場オンライン
時間90分
問題マーク式
合格条件70%以上
試験範囲基本的に公式テキストに準ずる。事問題についても出題。
受験料¥5500

*エコ検定について詳しくはホームページを参照ください。おすすめの参考書も以下に記載します!
https://www.kentei.org/eco/

3R・気候変動検定

3R・気候変動検定は、。脱炭素、循環経済の時代への対応を目的とした、持続可能社会に向けた基礎知識を確認する検定です。3R分野・気候変動分野の専門家監修もと実施される検定試験であり、専門知識を習得することができます。

・試験概要

開催日時2024年は、第17回が2024年11月17日(日)に実施予定
試験会場以下の全国各地の試験会場にて
(北海道地区)北海道会場
(関東地区)東京会場     
(中部地区)愛知会場   
(北陸地区)福井会場   
(関西地区)京都会場、大阪会場    
(四国地区)徳島会場   
(中国地区)広島会場   
(九州地区)福岡会場
時間1部門110分(うち説明時間20分)
問題マーク式(4択で解答。3R部門、気候変動部門各68問。)
合格条件リーダー:60点程度以上
リーダー・ゴールド:90点程度以上
※ただし、問題の難易度により、合格基準点が変わる場合あり
試験範囲公式テキストを中心に出題(過去問題・公式テキストはこちら
受験料(税込)1部門:¥4,400円
2部門:¥5,500円
※学生は500円引き

⑦環境省認定の環境再生医

環境再生医とは主に環境関連で実務経験を持つ人を対象にした資格です。NPO法人「自然環境復元協会」主催ですが、国の「人材認定等事業登録制度」に選定されており、環境省が主務となっています。

環境再生医と聞くと医師のようですが、「医師」ではなく、循環型の社会になるように、問題点がないか診断し、地域を再生していく「お医者さんのような存在になるように」との意味からつけられています。

つまり、環境再生医の資格は、『自然環境の再生』だけでなく、『自然とヒトの関係の再生』を目指し、様々な分野で活躍する人材の育成を目的としています。

・試験概要

開催日時2024年度は、2025年1月に開催予定
試験会場オンライン
時間60分
問題テキスト試験(マーク、記述)、講習(課題あり)、レポート試験
試験範囲講義内容から
受験料初級:10,000円(税込)
中級:20,000円(税込)
上級:30,000(税込)
受講資格初級:だれでも可能(ただし学生不可。大学院生、社会人学生は可)
中級:「5年以上の実務経験がある方」が対象
上級:「10年以上の実務経験と、そのうち指導経験が2年以上ある方で、中級取得者であること」

*実務経験について
「実務経験」とは、環境に関することなら、あらゆる分野での経験値が該当します(※有償・無償問わず)。

「環境再生医 資格認定講習(試験含む)」を受講し、試験に合格すると環境再生医として認定されます。

有効期間は初級だと無期限、中級と上級は5年で、協会の更新認定講習会を受講すると更新できます。

認定者はデータベース化されており、認定者の取り組みもHPで参照することができます。

*環境再生医について詳しくはホームページを参照ください。
https://narec.or.jp/activities/saiseii/

⑧サステナビリティ(CSR)プラクティショナー

CSR/サステナビリティ関連事業をおこなっているSustainavision Ltd.が運営しているCSRの認証制度。英国の主要団体CMIの公認資格であり、世界に通用するCSRの認証制度とされています。なお、日本においては2012年から開催されています。

世界5大陸60か国に現在約1700人のサステナビリティ(CSR)プラクティショナーの資格保持者がいます。資格保持者はホームページに名前がクレジットされています。より専門性の高い資格のため、実際に会社でCSRやサステイナブル部署に携わっている人が対象となっています。

・試験概要

開催日時26回2021年7月1日(木)•2日(金)
27回10月7日(木)•8日(金)
28回12月2日(木)・3日(金)
試験会場26回、27回は東京 28回はオンライン
時間2日間
問題課題提出(講習前と講習後)
合格条件課題提出と講習を受講
参加対象者社内のサステナビリティ担当者、人材開発、マーケティング部門など
定員16名
受験料個人¥175,500 (各種割引あり)

詳しくは→Sustainavision Ltd.の「英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格講習」を参照ください。http://www.sustainavisionltd.com/training/

⑨GRI認定サステナビリティ・プロフェッショナル – GRI Certified Sustainability Professional

財団法人国際開発センター主催の講座で、SDGsへの取り組みなど、企業のサステナビリティレポートを報告するステップについて学ぶことができます。5つの研修を段階的に取り、最終試験を受験することで認定を受けることができます。

なお、GRI(Global Reporting Initiative)は、オランダに本部を置く、非財務情報開示について国際基準を設定する団体であり、国連グローバルコンパクト(UNGC)の提携組織でもあります。

・試験概要

開催日時
試験会場オンライン(オンデマンド形式)
時間試験時間は1時間(事前研修は2日間)
問題設問は40問あり、全て選択式
合格条件回答の正解率が75%以上で合格
参加対象者事前にGRIの3つの認定研修の全てを修了する必要あり
定員東京4名、大阪6名
受験料¥143,000

参加対象は社内のサスティナビリティ担当者やCSR報告書作成担当者など、実務を行っている人が対象になります。毎年行われる継続研修を受講することで更新されます。詳しくは財団法人国際開発センターを参照ください。

https://www.idcj.jp/sdgs/service/service_03/

SDGsに関する資格を取得するメリット

以上、SDGsに関連する資格について紹介しました。資格を取ることで、ビジネスシーンでどういったメリットをもたらすか、4点紹介したいと思います。

①社内でのメリット

企業ではサステイナブル部署、SDGs部署、CSR推進室などといった部門で中心的な存在としてリーダーシップをとることができます。

日本の企業はCSR活動の一環として、SDGs達成に向けた活動を主体的に行うことが増えてきています。企業内では各種検定取得を評価対象としているところもあります。

正直、中小企業などでは「SDGsに取り組みたいけれど、どういったアプローチをすればよいかわからない」という現状もあります。こういった場合に、SDGsについて詳しければ、人材として重宝されます。

②社外でのメリット

SDGs推進のリーダーにもし抜擢された場合、あなたはきっと関連する勉強会や交流会に出向くことになるでしょう。

学びの場が増えることで刺激も得られますし、やりがいを感じることも多くなるかもしれません。

また、SDGsの推進がすすむことで、企業全体の評価が上がります。
SDGsは国際的に優先度の高い目標ですから、企業のESGを評価する上で投資家の1つの指標となっています。

③パートナーシップによる事業の拡大

SDGsに明るい人材のいる企業は、行政やNPO、教育機関、福祉事業など、これまで交わることがなかったような組織ともパートナーシップをとり事業をおこなう可能性が広がります。

なぜかというと、持続可能な社会の実現には、SDGs.17「パートナーシップで目標を達成しよう」で示されているように、国、行政、企業、家庭などがパートナーシップを組んでSDGsが促進されることを重要視しているからです。

SDGsの取り組み事例として紹介されているものの多くは、行政と企業、企業とNPOなど、異業種がパートナーシップを組むことで展開されています。

④就職・転職のメリット

就職や転職で履歴書に資格を記載することはアピールポイントになるでしょう。
高校生のうちに検定試験を受けたり、「SDGs研究会」などの部活動を行ったりすることもよいと思います。

環境再生医に関して言うと、認定校で環境に関連する科目を履修することで実務経験として認められ、卒業までに「環境再生医」としての資格を有することができます。こういった資格を武器に就職活動をすることも可能でしょう。

また転職に関しても、SDGsに取り組む企業に率先して転職することができます。SDGs事業を開始したい企業をリサーチしてアプローチし、スタート地点でプロジェクトリーダーとして活躍することも夢ではありません。

有料の認定講座もおすすめ!

有料講座を受講することで「SDGsアドバイザー」など認定証が交付される認定制度があります。

受講費は1000円代から10万円以上する高額のものまであります。「1人で勉強できない」、「SDGs検定の合格が難しい」と感じる人はこういった講座を受講するのも1つの方法かもしれません。

また、有料講座の中には交流会を行ったり、受講者同士でパートナーシップを組んだりする機会があります。詳しい内容はそれぞれのHPでご確認ください!

講座名サイトURL
SDGsマイスター(SDGs認定機構)https://yumemiraiSDGs.com/sikakusyutoku/
SDGsライフアドバイザー・エデュケーター(一般社団法人日本防災共育協会)https://tomoiku171.or.jp/SDGsqualification/
SDGsカタリスト・SDGsアドバイザー(一般社団法人SDGs大学)https://SDGs-univ.or.jp/#sec-catalyst-account
SDGsビジネスマスター(SDGsビジネス総合スクール)https://www.startSDGs.com/
SDGsアドバイザー(一般社団法人国際SDGs推進協会)https://ispa-japan.com/adv01.html

講座を受講し、最終試験を受けるか、受講終了と同時に認定証を交付されます。まずは勉強を初めてみたいという方は是非チェックしてみてください!

まとめ

以上、SDGsに関連する資格とそのメリットについて紹介いたしました。

・民間の検定試験や認証制度がいくつかある。

・スキルや目的、予算に合わせて受験(受講)し、SDGsの知識を体系的に学ぶことができる

・資格のメリットとして、社内外で人材として重宝される、事業拡大のチャンス、就職転職活動でアピールポイントになるなどがある。

資格自体はまだ歴史は浅く様々な資格制度が乱立している状態です。どの資格がよいかは個人の目的にもよりますが、迷った場合は実施団体のポジショニングをみて受けるべきか判断をするとよいかもしれません。いずれにせよ体系的に学ぶことでSDGsの実践に一歩を踏み出せるチャンスとなるでしょう。是非参考にしてください!!

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