【日本国内】2020年SDGs企業ランキングを紹介!

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SDGsという言葉を知らないビジネスパーソンは、もうほとんどいないのではないでしょうか。しかし、各企業の価値を向上するにあたり、SDGsの達成度合いは非常に重要な指標となっています。

本記事では、2020年SDGs国内企業ランキングを紹介します。ランキングした企業の具体的な取り組みも紹介しているので、ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

SDGsとは?企業との関係性

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SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。

国連加盟193か国が、2030年までに取り組んでいく17個の目標から構成されており、2015年9月の国連サミットで採択されました。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

SDGsを達成に向けた貢献度は、企業の存在価値に直結します。

社会課題に寄り添いながら、事業を進めていくことが重要視されており、多くの企業がCSR活動にSDGsの観点を取り込んでいます。

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)の報告よれば、「企業内のCSR担当における定着度」は2015年が61%、2016年度が84%、2017年度は86%と推移しており、担当者の注目度が高まっていることがわかります。

*CSR活動に関する詳細はこちらをご覧ください

また、企業がSDGs達成に向けた行動を起こすのは、将来的なビジネスチャンスといった目的もあります。

各企業が持続的な社会を実現することで、事業の将来性を最大化しようという考えに基づいているのです。

SDGs国内企業のランキング

企業がSDGsを重要視する目的を理解したところで、次はSDGsへの取り組みを評価した、国内企業のランキングを紹介していきます。

ダイヤモンド・オンライン(DOL)によると、2020年のSDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキングは以下の通りでした。

順位企業名点数
1トヨタ自動車18.6
2アサヒビール16.2
3旭化成15.9
4サントリー15.7
5パナソニック15.3
6イオン15.3
7アップル15.2
8エネオス14.8
9ユニクロ14.7
10カルピス14.1
SDGsへの取り組みの評価が高い企業ランキング2020【全100位・完全版】より作成

アンケートは約1万人を対象に行われたものであり、1位にはトヨタ自動車株式会社が選ばれています。

上位企業の取り組み

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ランキング上位の企業では、どのような取り組みがなされているのか?気になった方も多いのではないでしょうか。

今回は上位3社の取り組みを、具体例を元に紹介していきたいと思います。

トヨタ自動車株式会社

自動車業界において日本をリードするトヨタ自動車株式会社。

自動車が生活必需品であること、またエネルギー利用や温室効果ガスなどのトピックとの関係性も非常に強いことから、積極的にSDGs 達成に向けた取り組みを行っていることが見て取れます。

コーポレートサイトによれば、以下のような取り組みが事例として公開されています。

・電気自動車のラインナップを充実させる「新車CO2ゼロチャレンジ」

・水使用量の削減などに取り組む「水環境インパクト最小化チャレンジ」

TOYOTA の森づくり(トヨタの森、トヨタ白川郷自然學校、トヨタ三重宮川山林)

電気自動車の開発など、自動車を中心とした取り組みはもちろんのこと、生態系保護のために世界規模で環境保全などの活動を行っていることも、高評価の要因と言えるでしょう。

参照元:SDGsへの取り組み | トヨタ自動車株式会社

アサヒビール株式会社

アサヒビール株式会社は、主力ブランド「アサヒスーパードライ」といったビール類を展開する企業です。

SDGs達成に向けた取り組みとしては、やはりアルコールを扱う企業ということもあり、SDGs目標3「全ての人に健康と福祉を」に関する取り組みを行っています。

不適切飲酒の撲滅

新たな飲用機会の創出を通じた社会的課題の解決

SDGs目標3に関する取り組みに関し、詳細を知りたい方は上記URLをご参照ください。

また、飲料水の原材料となる「水」や「植物」などの“自然の恵み”を守るという方針のもと、目標7、目標14などに基づく活動も行なっている企業です。

参照元:環境 | アサヒグループホールディングス

旭化成株式会社

旭化成株式会社は、マテリアル領域、住宅領域、ヘルスケア領域を中心に様々な製品を展開する日本の大手総合化学メーカーです。

グループビジョンに示している「健康で快適な生活」「環境との共生」の追求が、「持続可能な社会」につながるという考えのもと、サステナビリティ推進部を設立し、具体的な活動に取り組んでいることが見て取れます。

イニシアチブへの積極的な参加もしており、
・クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(略称:CLOMA)
・経団連生物多様性宣言イニシアティブ
・国連開発計画主導「ビジネス行動要請(BCtA)」

などへの参加も行なっています。

参照元:旭化成グループのサステナビリティ | 旭化成株式会社

キーワードである「ESG」

ESGイメージ

SDGsと企業の関係性を考える上で、キーワードとなるのが「ESG」です。

ESGとは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」をまとめた言葉です。

企業が持続的に成長するためには、環境・社会・ガバナンスを考慮した取り組みが求められるようになっています。

またそれに伴い、ESGに積極的に取り組む企業に投資する「ESG投資」が全世界でもトレンドとなってきました。

2018年に投資家が保有する総運用資産のうち、ESG資産が占める割合は地域差があるが、かねてからESGを重視している欧州以外にも、カナダ、オーストラリア/ニュージーランドの保有割合は過半を占める水準にまで到達している

財務省

財務省の資料によると、ヨーロッパ各国に加えカナダやオーストラリアなどESG関連の資産の保有割合は高いことが報告されており、今後も注目度は上がっていくでしょう。

今後の見込み

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現在は、コロナウイルスの感染拡大が、SDGsの取り組みに少なからず影響を与えていることが各所で報告されています。

国連児童基金(UNICEF)とセーブ・ザ・チルドレンの分析結果によると、「2020年末までに貧困下の子どもが15%増加し、最大8,600万人の子どもが新たに貧困に追い込まれる恐れがある」という予想がなされています。

今後は、感染症の拡大による世界の動向の変化に対応しながらの、SDGs 達成に向けた取り組みが求められていくでしょう。

また、帝国データバンクが2020年6月に実施した「SDGsに関する企業の意識調査」によれば、「目標15:陸の豊かさも守ろう」が4.9%、「目標14:海の豊かさを守ろう」が5.0%と1桁台にとどまっていることが報告されています。

豊かな水源を持っていたり、水産業が盛んな日本にとって、目標14や目標15の達成率の向上も今後より求められていくでしょう。

まとめ

本記事では、2020年SDGs企業ランキングを中心に、国内企業のSDGs 達成に向けた取り組みを紹介してきました。

世界の動向にも対応しながら、今後もより企業のSDGs達成に向けた取り組みが求められていくでしょう。

トヨタなど、日々の生活で身近に存在する国内企業も様々な取り組みをしているので、ぜひ活動をチェックしてみてください。

なお海外の達成状況や、ランキングに関し興味がある方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

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