SDGsとは？具体的な内容をわかりやすく解説します

本記事では、ここ最近よく耳にするようになってきたSDGsという言葉について、具体的な事例も踏まえながら解説して参ります。

１、SDGsとは？

まず初めにSDGsとは何か？というところを説明していきましょう。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略です。日本語で訳すならば「持続可能な開発目標」ですね。

一般的には「エス・ディー・ジーズ」と読み、これは世界共通の言葉です。
＊時に「エス・ディー・ジー・エス」という場合もあります

今からおよそ５年前、2015年に国連サミットにて採択されました。

２、SDGs「17つの目標」

SDGsは、国連加盟193か国が2030年までに取り組んでいく17個の目標から構成されており、2015年9月の国連サミットで採択されました。

17つの目標は、以下の表の通りです。

以上のように、発展途上国支援といった観点はもちろんのこと、気候変動に関する目標など、世界全体が関わり、先進国には大きな責任のある目標もあります。

17個の目標にはそれぞれ、細かなターゲット項目（達成基準）があり、全てを合計すると169個となります。

＊ここでは、それらの詳細は省かせていただきます

３、私たちにできること

日本では過去に、コメディアンとして活躍されていらっしゃる「ピコ太郎」さんと外務省がコラボしている動画が公開され、ニュースになったこともありました。

これは各国が年に一度行う進捗報告での出来事であり、2017年に動画が公開されました。国内では、安倍首相を中心に、政府として主体的にSDGsの達成に取り組んでいる内容が日々報道されていますね。

政府は2015年に「SDGs推進本部」を設置。第一回「ジャパンSDGsアワード」では株式会社伊藤園などがSDGs推進副本部長賞を獲得。日本の企業もCSR活動の一環として、SDGs達成に向けた活動を主体的に行うことが増えてきています。

４、SDGsは世界の課題

国内での積極的な動きはよく目にするようになったものの、世界的には日本の取り組みはどのように評価されているのでしょうか？

2019年6月、国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)などが公表した世界SDGsランキングでは、日本は全162か国中第15位という結果でした。

ランキング上位をみてみると、デンマークやスウェーデン、フィンランドなどがランクインし、ヨーロッパ諸国が目立ちます。

自然環境という観点では、SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」などの達成のための行動が課題視されており、再生可能エネルギーへの転換などは今後も力を入れていく方向になるのではないでしょうか？

2024年3月24日SDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を解説！

SDGs目標7に関し、詳しく知りたい方は上記記事もぜひご覧ください。

５、まとめ

国連サミットで採択されたSDGsですが、日本も積極的にこれらの課題に取り組んでいかなければいけません。

政府を中心として、企業でも今後もますますSDGs達成のための活動がなされていくでしょう。

課題は大きなものである一方で、誰もが身近な言葉。ここできちんと理解していただけれたらと思います。

なお、体系的にSDGsを知りたいというかた、こちらの記事もぜひご覧ください。